ファンレス PC
年末あたりに COBOLer の敗戦処理で残業代が溜まったこともあり、ゲーム以外用の PC を新しく買いました。 Shuttle のファンレスベアボーン DL20、その中でも Pentium Silver N6005 搭載版です。 ATOM 系の最終版と言われて注目はされていた N6005 ですが、実質中国専売状態で日本の Shuttle 公式サイトからも N6005 版だけこっそり消されてたのですが ヨーロッパの通販サイトで見つけたので買ってしまいました。海外の通販サイトなのに日本郵便が選べるのはすごいぜ!
N6005 搭載のファンレス PC ならアリエクあたりでも売ってるんですが、意図的に N5105 や N4000 のモデルと混同させるような売り方で N6005 を注文したのに届いたら N4000 モデルが届くというオチになるのが買う前から見えてるんですよね。 なもんで、まだマシなメーカーのものを明確にモデル指定して買えるのは大きいと思いました。 もっとも、アジアンのモンキー相手にまともに商売するだろうかという点でかなり不安はあったわけですが。
OS はせっかくの機会なので Linux にしてみました。しかしもはや時間をかけて調べる根性はないヘタレなので日和って Ubuntu です。 Chrome が使えるのでブラウザは問題なく、メールそして Office は Web サービスでなんとかなるのと Krita, Blender は Linux 対応してるので絵は描ける、開発環境については .net が Linux 対応しているものの これまでの自作アプリが Windows 依存のライブラリを使ってるので、単に GUI を Gtk# なり AvaloniaUI なりに置き換えるだけでは済まないのが悩みどころです。
そういえば Unity も何気に Linux 対応してるんですね。Unity エディタは現在のバージョンでも対応しているものの VSCode 用の公式プラグインは早々に開発放棄したようで何だかなという感じですが。 早いところLivanai Tiles をなんとか使えるようにしたい……
ちなみにこのモデルはベアボーンなのでメモリとストレージはついていません。 メモリは 16GB、ストレージは NVMe の 1TB SSD にしました。 Linux といえどデスクトップ用途で開発環境だの Docker だの入れればストレージバカ食いになるとは思うのですが、まあ 1TB あれば当分は大丈夫でしょう。
デスクトップは便利な GNOME 環境に甘えていればいいのに、何を思ったか昔懐かしの Window Maker にしました。 デザインの好みで言えば Fluxbox も捨てがたいところ、ですが前に一部アプリケーションの動作がおかしかったことがあったので これまた日和ってしまいました。
今の所ひとまず環境構築は落ち着いた感じで N6005 の性能を堪能している……とはいうものの、前の PC の J5005 に比べて 3 割増しくらいの性能なので 今の所プログラミングをしていないのであまり性能向上を体感できていません。 電子書籍の epub ファイル生成をしてみた感じではちょっと速くなった?くらいには感じられましたが、 実質単なる zip なので CPU の性能向上とストレージの SATA → PCIe による速度向上ががまんま出るんでしょうかね?
一方、ファンレスなので普段は静かなものの、起動時など高負荷な時にコイル鳴きのような甲高い音が聞こえるのが難です。 それ以外でも時々チリチリという謎の音が聞こえて不安になります。 さすがに即壊れるということはないでしょうが、海外通販なのでサポート依頼もクッッソ面倒くさく、今の PC も念の為残しておかないとな、と弱気になっています。