ツイナー
今頃な話なんですが、年末年始にまたもや現世に帰りまして、 今回はツインでフェリーを利用してみました。 ツインだと「3m未満」の料金が適用されるのはちょっとした優越感です。 ところで、こっちに来てからツインをやたらと見かけるんですが、実は田舎では結構売れた?
今さらではありますが、ツインは売り方を間違ったんじゃないかと思いますよ。 「ちょっとそこまで」の主婦の足として売ろうとした割には グローブボックスすらついてなくて収納皆無だったり、 カラーリングが原色バリバリの赤青黄白だったりと、 どんなリサーチしたんだと疑いたくなるような販売戦略でしたからなぁ。 それでいてオーディオが1DINのみとか、タイヤが今時12インチとか、 地味に痛いところがあったりするし。
どうせアシとして売るなら、「営業車の新提案」として商用中心でいけばわずか3年で撤退することもなく、 ここ最近の「エコカー」ブームまで保たせることができたのではないかと思います。 と、考えると妄想が広がりますね。
せっかくだから内装も小奇麗さよりもメンテナンス性優先にして、ドライバー一本で ダッシュボードを分解できるようにしちゃうとかですね。業種によって独自の収納スペースやら 無線機やらテーブルやらに交換できちゃうようにして、幅広い業種に対応可能です!
メンテナンス性といえば、ツインのタイヤって燃費対策のためか、今時マイナーな12インチなんですよね。 これをアルトにあわせて13インチにしちゃいましょう。アルトくらいメジャーな車のタイヤなら そこらのガソリンスタンドでも売ってるでしょうし、万一のパンク時も即対応可能ですよ?
そしてクルマ単体の話じゃないんですが、こういう「3m切るような超小型車」を運べる 輸送手段を充実させるのはどうでしょう。 現状のフェリーでも料金的に多少お得なのですが、刻々と廃止されていって厳しい時代、 上で書いた年末に乗ったフェリーも春で寄港廃止が決定してしまい、さびしい限りです。
代わって、かつてあったが早々に滅びた、貨物列車とブルートレインを一緒にした 「カートレイン」を復活させましょう。 そもそもカートレインの滅びた原因は貨車の制約がクルマの大型化に対応できなかった点、 本来の車両輸送用貨車が傷や汚損の可能性から使えず、スペースの制約がきつい 有蓋貨車を使わなければならなかった点なのですが、その点はツインなら解決ですよ。 傷?樹脂バンパーがちょっとやそっとの傷なんか気にするな!
個人的には岡山〜梅田〜名古屋〜汐留あたりに路線設定してくれるとありがたいです。 まぁ途中駅での積み下ろしが非常に手間なので、ほぼ始発〜終点のみの運行になってしまいそうですが……
あと、トレーラーでの陸送サービスはどうでしょう。 ある拠点でクルマを預けて、その日の夜間にトレーラーで陸送、翌日に移動先で引き取ると。 引越し業者と提携すると需要ができるかも。
あと前々から思ってたんですが、そろそろ軽自動車の規格に無理がきてると思います。
サイズ一杯でしかも一定以上の安全性を確保した重量級ボディを660ccのエンジンで
無理に走らせるもんだから、エコもクソもあったもんじゃないですよ。
というわけで、軽規格の枠を思いきって縮小しましょうや。
- 全長3000mm未満
- 全幅1500mm未満
- 全高1500mm未満
- 排気量1000cc未満、過吸器不可
- 重量750kg未満
- 定員1名、または2名
大きさ、特に全長の制限をきつくしつつ排気量の制限を緩くして、安全装備での重量増をカバーする方向で。 現行アルトの重さが800kgちょいだから無理でもないと思います。 まあ軽と普通車で税金の動きが違うので、こんな軽自動車を絶滅させかねないような規格変更は 現実的には無理でしょうが。