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Windows8


連休の終わりは廃棄を決めたノートにWindows8を導入してみるテスト。 もはや年2回のお出かけの時くらいしか使わなくなったVAIO、京都に住んでいたときに通勤用に買ったものですが、 これが2007年発売というんだから思えば随分たったものです。 もう廃棄していいかなと思い始めたので、その前にWin8のアップグレードをインストールしてどこまで動くものかと試してみました。 ちなみに機種はTZ91S、VistaのHomePremiumがプリインストールです。

結果としてはインストール自体は可能、ドライバ関係は Windows.old フォルダに退避されたドライバをインストールすれば ほとんどのデバイスが使用可能になりました。 上手いこと動いてないのは汎用マウスとして認識されるスライドパッドとFn+ファンクションキーでの輝度、音量調節ですが、 後者はチャームから調整できるからまぁいいかなと。

スライドパッドはカーソル移動と左右クリックは普通に効いてるので致命的ではないんですが、ドラッグが若干面倒になりました。 あと、指紋センサーでのログオン、UAC認証も効かなくなったんですが、これはシェル拡張による機能ですから ドライバだけ動いても使えないのは仕方ないでしょうね。 デバイス自体は認識されてるので、8対応のドライバを入れれば使えるようになるのかもしれませんが。

追記: 「ドライバの更新」→「ディスク使用」で退避したドライバ群から改めてポインティングデバイスのドライバを入れなおしたら使えるようになりました。 これで「指を離しても一定時間以内は離れていない事にする」機能が有効になるので、長距離のドラッグ時にいちいち途切れる問題が解決します。

というか…アップグレードっていっても引き継がれるのはユーザ名とユーザフォルダ以下にあったファイルだけってのはどうなのよ。 せめてネットワーク設定くらい引き継いでくださいよ!? インストール済みのアプリケーションも全部Windows.oldに移動されちゃうから 互換性があるのが確定してるOfficeとかまで再インストールが必要ってそりゃあんまりだ。 この仕様だったらそりゃ8.1でアップグレード版が無くなっても問題ないわな。

アプリの互換性はさすがにWindowsというか、公式に互換性が示されていないVisualStudio2005も普通に動いてびっくりなんですが、 WindowsMobile6の開発環境でブレークポイントが効かなくなったのが謎。 Vistaの時も管理者権限がないと動かないとされてたんですけど何故か動いてしまっていたのでさらに謎。

追記: VS2005 for Vistaのパッチを当てると通常の権限でもブレークポイント、デバッグが使えるようになりました。

Win8の不評要素としてよく語られるスタートメニューがないとかスタート画面が全画面とか、そういうのは些細な問題で、 そんなことよりデフォルトのインストール手順で日本語キーボードを認識しないってのは割と深刻な問題じゃないですかね? そもそもVista以降だとスタートメニューといっても検索ボックスに入力するための画面でしかなかったし。

ともかく、Vista→7→8の過程で起動プロセスがチューニングされてるだけに、セキュアブートの高速起動が効かなくても それなりに高速に起動するのはさすが。CPUがC2D 1.06GHzという今となっては時代がかったスペックでも 割とまともに動いてしまいました。

アプリケーションはデスクトップアプリはウィンドウの枠がしょぼくなった以外はVista時代と変わらない使い勝手、 Metroアプリもギクシャクしたところはなく普通に使えてますが、悲しいことにゲーム類が一切動きません。 イベントビューアを見るとxamlのパーサで落ちてるようなレポートが出てるんで、 8.1の評価版で先にインストールしたのが引っ張られてるんですかね。

あと、エクスペリエンス インデックスが「時間がかかりすぎました」として中断されてしまうのが謎ですが、 さすがにビデオカードは古いと駄目なんですかね。

……というかこれ、別に廃棄しなくてもまだ使えるんじゃね? 新しくVAIO Duo13でも買おうと思ったんですが、お出かけ中の日曜プログラミング程度ならこれでまだまだいけるような??