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新生Surface

米の国で Microsoft Surface の新機種が発表されたようですね。 現行 Surface が値段の割にはファンレスのためにスロットリングかけまくりだったり せっかくの Surface Go も Windows on ARM ではなく、単なる Intel、 なおかつ日本版は Office 抱き合わせで値段爆上げのガッカリぶりだったりで すっかり関心なくしてたんですが、今回の新製品はなかなか意欲的なものですね。

Surface Pro X


Microsoft 自らの製品としては初となる Windows 10 on ARM 搭載モデルですね。 13 インチでありながら 800g 弱という軽量と LTE、そして 999USD という低価格を実現したというハイエンド? モデルです。 米マイクロソフトサイトでは 10 月 4 日時点で既に予約受付中です。

……が、ハイエンドモデルをわざわざ ARM にする必要あるんですかね。 ハイエンドを使う人は Intel で x64 のほうが欲しいんじゃないのって気がしますよ。

ARM はそれこそ Windows 8 の頃に出ては即死してた 8インチデバイスあたりに使うもんじゃないのかと。 そしてそんな事より W10M を「Andromeda が売れなくなったら困るから」 なんていう皮算用にもほどがある寝言で わざわざ互換性を無くすためのアップデートかまして文字通りの産廃にした Lumia の WoA 化プロジェクトを責任もって主導したらどうなんですかと。

Surface Neo


今回の発表で大きな反響があったのは二画面マシン 2 種類だったようです。 そのうち一つはこの Surface Neo 。360度回転ヒンジの 9 インチ二画面タブレット、 かつキーボードは一画面を使ったソフトウェアキーボードではなく マグネット式で固定可能な外付けキーボードを使うといいますよ。

ただこれも不安なのは OS が普通の Windows ではなく Windows 10X という新エディションをわざわざ設定していること。 二画面デバイスに最適化したものという事ですが、まさかとは思うが Windows 10S ベースじゃあるまいな?

Surface Duo


そしてもう一つの二画面デバイスが Surface Duo。こちらは Android スマートフォンです。 最近増えてきた折り曲げ可能画面ではなく 360 度回転ヒンジの二つ折り、なおかつ内折りがデフォルトで 形状としてはかつて Windows Mobile デバイスの提案として挙げられていた Microsoft Courier を思い出します。 それはさておき、使い方としては Sony Tablet P の正統進化として使えそうです。

実のところ、これは私も欲しいので期待しています。 発売時期的に OS は Android 10 だと思うのでデスクトップモードが正式にサポートされているはず、 通常時は見開き形態のスマホとして使い、ホテルなどでは USB → HDMI 出力でデスクトップモード利用という W10M 諸共亡き者になった Continuum が実現したかったことが叶うのではと思います。


二画面デバイス二種は 2020 年ホリデーシーズンだそうです。 日本のゴールデンウィークの感覚で来年春か…と思いきや、アメリカのホリデーシーズンは 11 月なんですね……。 それまでは今年の春くらいにしれっと Lumia 950XL から買い替えた二画面 Android である Z-01K の出番が続きそうです。