節電PC
実はGWに買ったものの、組み立てせずに放置していたパーツ群を1ヶ月もたってようやく組み立てました。
Mini-ITXなのでパーツもケースも超小さいですよ。 隣に置いたDVDのケースと並べてもわかる通り、本棚におけるんじゃないかってお手ごろサイズです。 もちろん冷却を考える必要があるので本棚の奥に詰め込んだら大変なことになるわけですが。
ちなみにパーツ構成はこんな感じ。
ケース | IN WIN WAVY II |
---|---|
マザーボード | ASUS E35M1-I deluxe |
オンボードCPU | AMD E-350 (1.6GHz) |
オンボードGPU | Radeon HD6310 (DirectX11) |
オンボードじゃないRAM | 8GB |
ストレージ | SSD 128GB + HDD 250GB |
OS | Win7 Untimate x64 |
AMDの省電力APU「E-350」を積んだMini-ITXサイズのマザーボードです。 ピークで18Wらしいですよ。 現行APUはE-450で、これは一世代前のモデルなのですが、先日のIvy Brigde発売記念だかで先代がワゴン入りしてたので ついうっかり買った。だって半額以下だったんですもん。
クロックスピードに現れるとおり性能的にはあらゆる面で妥当に遅く、 エクスペリエンスインデックスもそれ相応の値を示しています。 なのでまぁ、ゲームなんかは絶望的ですね。 しかしGPU側に動画再生支援を搭載しているので、CPU泣かせなh.264動画を割と大きめサイズで再生していても ほかの作業に差し支えない程度のCPU負荷を維持できたりします。
画像のクリックで画面全体のスクリーンショットを表示、再生中の動画は音楽サークル「StarDrops」様 (http://www.senakablog.com/stardrops/) が頒布された 「PaperMOON」の高解像度PV。
ブルーレイをHD画質で再生可能とうたうだけあって、ピークでも30%程度までしか上がりません。 コンパイル作業なんかと重なると大変なことになりそうですが、コーディング作業くらいなら同時にやっても 問題なさそうな感じですね。 というか実際に同時にやったんですけどね。
この手の省電力構成で考えるのがファンレス構成は可能か?というところですが、ASUSによると ファンレス稼動は構成していないということなので、一応ヒートシンクに直接風を当てるファンだけは動かしておいて、 上面と底面のファンは止めたままにしています。 ASUS公式のマザーボードユーティリティはインストールすらまともにできない糞品質なので 正確な温度はわからないんですが、ほかのツールでは動画再生中でもGPUコアの温度が50度を超えていないので 今のところは大丈夫なように思えます。
ビデオ出力はHDMIとDVI-I、手持ちのディスプレイはプライマリがHDMI、DVI-D、セカンダリがD-Subなので、
- HDMI -> DVI
- DVI -> D-Sub
という回りくどいことこの上ない接続をしています。
最初はHDMIに直接つないで見たんですが、ディスプレイのHDMI入力が映像機器専用だとかで、
この目潰し画質ですよ。写真にするとわかりにくいかもしれませんが、文字の周りに白抜きでものすごい輪郭強調がかかっています。
しかしMini-ITXといえば、鬼のように組みにくいという印象だったのですが、意外と何とかなって助かりました。 光学ドライブは外付けにするとか、HDDも2.5インチにするとか、側面ファン以外のファンは使わないので配線しないとか いろいろスペースを節約できる妥協したからってのもあるんでしょうけど。
ただマザーボードの端子の配置は、詰め込みすぎでこれどうなのよって感じですね。 特にSATAの端子、5個の端子が2*3の格子状に配置されているんですが、間隔が狭すぎて 最近良くある抜け防止のラッチつき端子を使うと隣接する端子は潰れるので、 実質使える端子は3個だけになります。
ついでに言えば、BIOS画面はマウスも使えるグラフィカルな画面…なのは良いんですが正常に表示されません。
本来の仕様では1024*768の解像度で表示されるらしいんですが、ディスプレイには640*480の信号が出力されていて
右側が全く表示されていません。
詳細設定可能な「Advanced Mode」に至っては低い解像度に合わせてメニュー項目が無理矢理移動した挙げ句、中心近くのUIが
壊れて表示される(画像の水平サイズが間違ったときのようなカラフルな斜め縞模様状態)有様です。
まったく世界企業の品質管理はワイルドだぜHAHAHA!
まぁ旧PCはゲーム用として今まで通り稼動するので、リモートデスクトップでボチボチ環境移行しつつ活用することになるんだろうと思います。 あるいは結局面倒くさくなって使わなくなるかもしれません。