HANABI
花火大会など見に行ってきました。普段は部屋から音が聞こえてはるか彼方にかすかに見えているだけなのですが、 急に思い立って現地に見にいってきました。
やっぱり写真で見るのと迫力が違うなあ、というありきたりな表現しか思いつかない自分の貧困な語彙が恨めしい。 球に広がった光の引き込まれる奥行きは画面越しではなかなかわからないものですし、何より生で見ると音と衝撃が違う。 カメラを構えるなんて無粋な事してる場合じゃないなこりゃ、と、オープニングのこの1枚を撮ったところで思い直した。 思わず見入ってしまって、油断すると自転車をひっくり返すところであった1時間半の光のショーでした。
会場から500mほど離れた道路から見ていたために若干建物の陰になっていたので、 地上から吹き上げるような低空で魅せる花火やクレーンを使った仕掛け花火は見えなかったのですが、 スタンダードな打ち上げ花火だけでも大迫力で大満足でした。 プログラムを見たところによると水中花火なるものもあったようです。
しかし花火職人の技というのは凄いものです。 球形に広がるスタンダードなものだけでなく、ハート形やドラえもん型なんてのも出来るんですね。 どのようにすればそう見えるのか、は何となくわかるのですが、どうやってそのようにするのか、という点になると全く想像がつかない。 最近は打ち上げタイミングはコンピュータ制御できるらしいですが、 打ち上げた花火がどう弾けるかは外からコントロールできるもんじゃないでしょうし、一体どうやっているのやら。 火薬の調合とか玉の詰め方とか? それであんなに高度な絵が描けるのだろうか??
途中でふと横を見ると、煙が流れてきて街が大変なことに! 火事か! 霧か!!
ところで、こういうイベントの会場へ行く場合は公共交通機関を利用するのが基本です。といいつつ私は自転車で行きましたが。 いかにクルマ社会の田舎といえど、漁港と工場地帯の一角を空けた程度の仮設会場にそんな何百台も車が停められるわけがない。
にもかかわらず、行ってしまえば何とでもなるだろうという、いざとなればゴネ得で無理を通そうという 知性どころか知能を持ち合わせているかどうかも疑わしいお客様方も少なからずいらっしゃるのはどの業界であっても共通の悩みどころ。
今回の会場も主催者側が確保した臨時駐車場は即満杯になり、近所のスーパーやコンビニ、ホームセンターの駐車場はもちろんのこと、 臨時駐車場ではありませんと明示していたお店のロープを撤去して停めている方もいらっしゃったようで周辺企業様の好意と寛容の心には涙が止まりません。
まあそれはいいとして、そもそも好意で臨時に提供してもらってる駐車場で、障碍者向け駐車スペースの利用が断られたからと言って 駐車スペース前を塞ぐように路駐した挙句係員の注意を窓閉めてシカトしながら何処ぞに電話してるってのはいくらなんでも大人げないと思うんですよね。 アルファードやらセルシオがやってるならさもありなんですが、少なくとも会社の看板背負った社用車のADバンでやる事じゃないですわな。
さらに言うなら写真の場所は左下隅にちらっとみえてるセンターラインで2車線になっています。 イベント開催日で激混みの夕方という最悪に危なっかしい駐車場で逆走してんじゃねえよと。
まあ注意してた係員も「障碍者の方に迷惑でーす、移動してくださーい」ってNPCみたいに繰り返してるだけだったので、 イラっときたのは理解できるしそこは諦めて上司というか上位のスタッフに報告しよう? って傍から見てても思いましたよ? 警察からも誘導の応援が来てましたし、最悪でもおまわりさんが来て話をつけてもらえたんじゃないかな??
結局のところはエラい人が出てきてこの駐車スペースに停めていいという事になったので、 花火客のゴネ得ではなくここのスーパーに営業に来た業者だったんでしょうけど、それならそうと こんなイベント開催日で満員になるような日は搬入車用の駐車場に入れてもらうか、 本当に介助が必要な人が乗ってるってなら要介助マークを提げておいたほうが無駄に誤解されなくて済むんじゃないかな? ないかな??