ハスラーに大試乗してみた

2015 年現在、爆売れ中のスズキ「ハスラー」に試乗してみました。例によってレンタカーですが。 詳細なグレードは不明ですがおそらくGの 4WD、CVT です。

I've borrowed a, I wanted to ride in the "HUSTLER". Grades of this car is unknown, it is probably the "G-4WD".


運転席から -Driver's View-

運転席の座り心地は上々、SUV 風のスタイルだけに視点は高めで、背筋を伸ばして姿勢良く座るのを推奨です。 メーターパネルやハンドル周りについては公式サイトのインテリア解説を見たほうがよくわかると思うので、そちらを推奨で(笑) というか、メーター周りは止まった状態ではほぼ消えているので、写真を撮っても地味でしょうがない。

Driver's seat of this car is comfortable. To be able to run the rough terrain, the seat is in a high place. As can be seen around from high places, rather than sit leaning like a sports car, it is recommended that you sit up straight.


CVT なのでコンソールシフトになっています。その横にデカデカとあるのはラジオかと思いきやエアコン。 オーディオは上のナビと一体になっているのですが、音楽CDを入れたらいちいちオーディオ再生画面に切り替わったり、 ナビ中はオーディオの操作が一切出来なかったりで正直使いにくかったです。 まあ上位グレードだとステアリングスイッチで操作できるから必要ないってことなんでしょうが。

The transmission mechanism is "CVT". The shift lever is not in the floor, set in the console. Side of shift lever, there is an air-conditioner switch. This switch is very large. Audio is the same machine as the car navigation system. Since I do not often operate the air conditioning, I want you to place the audio switch to this location.

デザイン面とかユーザが自分の好きな機種を使いたいとかの兼ね合いでこうなったんでしょうが、 エアコンのパネルはもう少し控えめで、その分オーディオの操作パネルでも入ってた方がありがたかったです。



キーは無線のスマートキーになっています。 ずっと前に借りたスイフトと違って、エンジンスタート/ストップはボタンで行うようになっています。

The key is to operate wirelessly. When you have this key press the "Start" button in the car, the engine is started.



運転席から前を見たところ。……なんか外見から想像してたより視界が狭いような……。 シートに座って顔の前にカメラを構えて撮ってるので、顔の位置だと窓枠がさらに前になって視界を狭めます。

If you look at the front from the driver's seat, the narrow range that looks than I had imagined from the appearance.



車線変更の為に後ろを確認してみましょう。Cピラーがぶっといので死角には要注意です。

It was confirmed back from the driver's seat. Since the pillars thick, invisible range is wide. Must be to ensure that the absence of motor vehicle in a location that is not visible when it is actually running.



運転中にここまで真後ろを向くことは無いでしょうが、直接後ろを見ると意外と窓が小さいように思えます。 後方の視界についてはむしろ窓の大きさよりも、地上高が高い = 窓も高いことによって車庫入れの時の障害物がわかりづらいのが難だと思います。

Windows appear larger in appearance, but the narrow range that appears when viewed from the inside. If you put in the garage, it is better that it was confirmed around and down from the car prior to the recession.



一部の人は激しく関心を持つであろう、前席のリクライニングを最大まで倒した状態がこれ。 せっかくのベンチシートで左右座席の隙間が詰まってるのに、シートベルトの固定金具がすごく邪魔。 休憩くらいには十分ですが、車中泊するには流石に厳しいです。

It had a seat in most flat state. This angle is sufficient as long as it is a temporary rest. However, in order to sleep irregularities it is too large.

後部座席の座面に背もたれが接触しているので、シートを前にずらせばフラットな状態になるかも。 でもその場合、背もたれ部分に重さがかかるとシートが壊れる危険があるので、ゴロゴロするのは無理でしょう。


後席 -Back Seats-

軽自動車なので全長に制限があるので、例によって後部座席にしわ寄せが行っています。 とはいえ、前席の前後スペースはシートポジションが調整できるようかなり余裕があるので、 極端に後ろに下げない限りは十分座れます。

"K-Car" is limited in size, most of the vehicle rear seat is narrow. This car is not narrow rear seat. But behind the luggage compartment is narrowed instead.

どちらかといえば、どうしようもないレベルで割を食っているのは後述のラゲッジスペースだと言えるでしょう。 なんちゃってとはいえ一応 SUV なのに…


運転席は若干前よりに調整しているので、手前側のシートはかなり余裕がある状態です。 助手席は借りたままのデフォルト位置なので後ろよりになっていますが、まぁギリギリ脚が入るかな?というくらいの余裕です。 一番後ろまで下げると流石に座るのは無理です。

In this photo, because the driver's seat is made to slide in front, rear seat is wider. Since the back of the seat is not so, it is difficult to enter legs and narrow.



実際座ってみるとこんな感じ。

I was actually sitting. There is some margin between the front seat and feet.


荷室 -Luggage Space-

この車はアウトドアに遊びに出かけよう的なコンセプトなので、工具だとか遊び道具だとかを豪快に積むような使い方が想定されています。 実際、公式サイトでもサーフボードだの釣竿だの載せています。

This car it is assumed that you play to put a tool (for example camping, fishing, surfing). The official site has posted a photo which carries such a tool.


リアゲートを開けたところ。開口部は十分広いので、大きいものを詰むときに斜めにしたり角を潰したりして強引に入れなくても良さそうです。 具体的には薄い本の入った段ボール箱とか。 というか、リアゲートがやたらめったら重くて開けるのに一苦労だったんですが、実は手で開けるんじゃなくてパワーゲート的なものがあったんでしょうか? 閉まるときも普通に閉めると異常な勢いで閉まって驚いたのですが。

If you open the rear door, opening wide enough. So, it is easy to put the tools. I door felt unusually heavy. I open the way you are wrong, it may open automatically when you press the switch.



後部座席を起こした状態ではラゲッジはこんな感じ。はっきり言ってあって無いようなスペースです。 右側に置いてある白い四角は A4 サイズの紙ですが、奥行きが A4 の長辺、つまり 30cm 程度の箱なら載せられるかというと シートは斜めになっているので、実際に置けるサイズはもっと小さくなります。

So if you use a rear seat, it is not possible to put most of the luggage. In order to confirm the size, the lower right corner to put the paper of A4 (size is about 30cm x 21cm.)



これではあまりにも狭すぎるので、後部座席をたたんでみます。 奥行きが大体 A4 の長辺 3 枚半くらいになりました。1m くらい? ただ、完全に平らになるわけでは無いので板状のものや箱を置いたりすると 中央が宙に浮いた状態になります。

If you put a lot of luggage, it is necessary to fold the seat. In this way, the depth became 3 times the A4 (which is about 1 meter) In this state, the bed because there is little unevenness rather than in a plane, when it is placed a large plate or flat boxes, a central portion floats.

ただ、軽 SUV の大先輩であるジムニーと違って標準装備の状態で段差が小さくなるように工夫されているのはいいところだと思います。 また、表面に汚れ防止用の樹脂カバーが被せられているので、泥のついたものを雑に詰んでも後の掃除がしやすいように工夫されています。

The floor has been devised so as to be as flat as possible is a good thing. Assumes a similar application "Jimny" there is a large step on the floor. Then, also the cover to prevent dirt on the floor is set, is that very good. Because stain-resistant, it is possible to put a tool equipped with a mud.



個人的に気になったのが、畳んだ上体での後部座席の状態。 背もたれがべったり座面に倒れこむのではなく、少し浮いた状態になっています。 当然試験はしてるでしょうが、フルフラットモードで日常的に重いものを置いていたらシートの関節部分が傷むんじゃないかという気がします。



ラゲッジスペース脇にアクセサリーソケットが設けられています。 ここに携帯の充電器をつけたり、ちょっとした作業の為に明かりをつないだりという使い方を想定しているのでしょうか。


運転した感想 -Driving Impressions-

スズキの軽 SUV といえばジムニー、そのジムニーは頑丈さと引き換えに乗り心地は最悪と聞きます。 一方、ハスラーはジムニーほどのガチな悪路は想定されておらず、舗装道路なら普通に快適な軽自動車です。 今回、やや山道で上り勾配が続くところを走ってみましたが、失速することもなく快適に走ることが出来ました。 ターボつきのグレードだともっとスイスイ上がれるのかしら。

Suzuki sells the SUV from the old days. It is the Jimny. HUSTLER also SUV but, like the Jimny, is not supposed to be run on a daily basis wasteland and mountains. For this reason, not very sturdy, comfortable ride in its place is comfortable.

足回りとかそういうのは詳しくないのですが、段差というか地面の凹凸を踏んだときのゴツゴツした振動は意外と来ないという感じです。 ゴツゴツはこないがボヨヨンと一発でまとめて振動がくるというか。 SUV というと乗員をミンチにする勢いで振動がくるイメージだったのですが、この辺はオンロード用車種に寄せて調整してるのでしょうか。 こういう調整の影響かもしれませんが、重心の高さもあってハンドル切った時に意外とふらつくので、山道でなくともかなりキッチリ減速しないと危険です。

If there is a step on the ground, severe shock can not feel. However, some feel the elasticity. On the other hand, if the vehicle body shakes large when turning a curve. This is because the center of gravity of the vehicle body is high, and is probably affected being used soft mechanism so as not to feel the shock.

車庫入れの時なんかの小回りは上々で、うちの車庫で出し入れを試してみましたが、私でも枠に真っ直ぐ入れることが出来ました。すばらしい。 もっとも、ハスラーでいれられなきゃこれより小回りの効かないスイフトなんかだと絶対入れられないんですが…

一般道はもちろん高速道路でも意外と静かで、 90km/h 程度を維持していれば加速中以外はオーディオのボリュームを気にすることもなく走ることが出来ます。 最近は軽自動車でも遮音性がすごいですね。

ハスラーは「S-エネチャージ」によって、燃費を節約しています。 減速の時の回生発電とアイドリングストップを駆使して燃料消費を軽減、燃料消費が少ないから環境性能も優れている、という話ですが、 実際乗ってみると正直うーん…という感じでした。

HUSTLER are using a mechanism that does not consume much fuel. Engine is stopped when enough to slow down. Then, to start the engine when accelerating again. (Specifically, the engine is stopped when the speed falls below the 13km / h)

まず、アイドリングストップの基本動作は
「13km/h 以下に減速するとストップ、その状態からブレーキを離すとエンジン再始動」
という動きをします。 この再始動、ブレーキショックを抑えようとして停止直前にブレーキを緩めたときも対象になるんですよね。 言い換えれば、エコな運転をしようと思うと、ヘタクソがやりがちなカックンブレーキを強要されるってことです。 駄目だろこれ。

I usually, loosen the brake just before you want to stop. This is to reduce the impact at the moment it stops. However, when such operation in HUSTLER, resulting in start-up and stop the engine. It is not possible to save fuel in this. The damage to the battery to ignite the engine.

あと、再始動直後はしばらく「アイドリングストップできません」というメッセージが出てブレーキを踏んだままでいてもエンジンが止まりません。 ということは、渋滞なんかでノロノロ運転になると、エンジン停止→即再起動→アイドリングストップしないまま停止→ちょっとすすんだらまたエンジン停止→… という、全然エコじゃないわ無駄に再始動を繰り返してバッテリー泣かせだわという踏んだり蹴ったりな事態になってしまいます。 一方、MT車もアイドリングストップが搭載されているそうで、こちらの場合は停止時にニュートラルでクラッチを繋ぐとエンジンストップ、ニュートラルのままでクラッチを切ると再始動なんですね。 こちらはわかりやすい。

When the engine is restarted, it does not work for a while idling stop immediately. For this reason, such as congestion, in a situation which keeps moving and frequently stop without action idling stop correctly, can not save fuel. And since the restart of the engine is frequently done, violently drain the battery.

ただどちらにしても渋滞に引っかかると停止→再始動を無駄に繰り返すことになるので、ワンタッチで一時的に無効にできるような操作が欲しかったところ。 ひょっとするとあるのかもしれない。

もう一つ気になったのは、低速度でのブレーキが異常に重かったという点。 徐行から停止するのにかなり力入れて踏まないと減速しなくて焦りました。そのくせスピードが乗った状態からだと軽く踏んだだけでもガクンとくるような急ブレーキになったりします。 低速度だと回生が効かないからこんな挙動になってるんでしょうか。

Then, the operation of the brake is insufficient when you crawl is worrisome. On the other hand, if you step on the brakes at high speed, I was surprised because excessively slow down. Such was carried out operation, probably brake by the generator is because it does not work well when the speed is low.

燃費について -Fuel Consumption-

返却前の給油量は 5.85l、その時点のトリップは 174.3km でした。燃費を単純計算すると約 29.8km/l になりました。 カタログスペックの燃費が 30.4km/l なので、大体こんなもんかという気がします。 こんなゴツい車でも今ではツインより低燃費と知って正直ショーックです。 まあ10年前の車と比べんなよと言われればそれまでですが。

We went refueling when you plan to return the car. In this case, replenishment fuel is 5.85 liters. In addition, the distance I have traveled is 174.3 kilometers. Thus, it can be calculated and was traveling about 29.8 kilometers per liter. Since officially been described as traveling 30.4 km, it is a reasonable performance when considering the actual operation.

言いがかり -Unreasonable complaints-

この車、基本的に低燃費でエコ走行になるように調整されているのですが、そのせいかエンジンブレーキが全くといっていいほど効かず、 ちょっとした下り坂でアクセルを踏んでなくても恐ろしい勢いで加速していきます。それはもうクラッチ切ってるんじゃないかと思うほどの勢いで。

If this car is traveling downhill, accelerate violently. Because such acceleration as if to release the clutch, it is very dangerous.

そんなわけで、返却の時に「仮にも SUV なのにこんな挙動じゃ山道なんか走ったら事故るのでは?」と聞いてみたところ、 「そういう状況では下り坂モードのスイッチを使ってください」と。

When I return the car, it pointed out that "is dangerous to run a mountain with such acceleration." Then, "when traveling downhill, the press switch to run such a place" it is indicated with.


……?

Where to whether there is such a switch?



!!!!


ごめんなさい、ちゃんと調べなかった私がアホでした。 今度借りるときは説明書も一緒に貸してくれると嬉しいです。

I found that it was riding in the car with insufficient recognition. I think I'll borrow together the manual when you rent a car next time.